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2005年 11月29日
雨にも負けず風邪にも負けず、頭痛にも、胃のむかつきにも負けず、
体調不良をおしていく。 今日は新人公演。 新人公演といえば麻路さき。彩輝直。匠ひびき。大和悠河。 私は彼女らの新人公演が好きだった。 手に汗握って観ていられるし、懸命に歌う姿がいじらしい。 そうなのだ。 私はかなりの音×好き。 そういう意味で、華形くんは近年稀なの逸材としてちょっと注目していた。 なのになんということか。 音程が大はしゃぎしていなかった。あくまでも本人比だが。 それよりも。 芝居を観た。 そんな印象だ。 いつのまにこんなお芝居する人になったんだろう。 いい声でいっしょけんめいしゃべって、眉をへの字にして半泣きで、 声かすれるまで大熱演。 最後に華麗な挨拶まできめやがった。 ちっくしょー成長しやがって、つまんないじゃないか! ・・・でも可愛いわこの子。 おばちゃんはそう思った。 彼女だけではない。 脇の人までしっかり芝居。 全体にまとまった新公だったのだろう。 なにしろ、嶺輝あやとくんの髭の似合いっぷりが素敵だった。 華城季帆サンは全員分の歌を一人で歌っていて素敵だった。 望月理世ちゃんは、後でヴィットリオに刺客でも放ってそうな勢いに見えた。 桜乃彩音ちゃんは途方もない鬘が気になったが苺色のドレスがよく似合って素敵だった。 扇めぐむ君は20年前の宝塚っぽいルックスと渋い芝居が素敵だった。 以上、褒めてみました。 しかし。 すべてをぶち壊すあのお笑いセットは何事だ。 ヴィットリオとアンリエッタの肖像画。 体は本役さんのまま、顔だけ新公メンバーに加工されていたが、 それがいかにも「デジタルで引き伸ばしました画像」。 画像が粗いものだから、華形くんも桜乃サンもモザイクみたいにカクカク顔で、 お口の辺りがちょっと、変。 ・・・何、この絵・・・。 無遠慮な笑いが沸き起こり、おかげで朝夏まなと君の歌いだしを聞き逃してしまった。 誰かなんとかしてあげてください。 カテゴリー(花) スポンサーサイト
2005年 11月25日
なんだか最近、胃が痛い。
風邪ひいたのかもしれないし、チキン南蛮を食べすぎたのかも。 こんなときには宝塚。 心も体も癒してくれる。 春野サンの歌声で、疲れた体を休ませよう。 美しさにこだわった植田景子作品。 美しい装置。 美しい衣装。 美しい音楽。 緑のマントをはためかせ、颯爽と歌いだした春野寿美礼サンは そりゃもう美しくて、美しくて ・・・だけど、どこかがいびつだった。 えーと。 こんな顔だっけ? 左右非対称? いや、気にしない。 気にしない。 気にしてはならない! 言い聞かせてるうちに美しいお芝居が終わり。 終わったとたんに団体席のおばちゃん達が 「あの主役の男の人、えらい頬っぺたが腫れてはったなあ」 「片方だけなあ」 「虫歯とちゃうか?」 「虫歯やで虫歯!」 と虫歯に決定していたし、 トイレに行ったらファンの女の子たちが 「オサちゃん、右側だけちょっと若返ったカンジだよね」 と、ずいぶん好意的に解釈していた。 私は腫れたことがないから分らないのだが、あれが虫歯だとしたら。 ・・・ものすごく痛いんじゃないだろうか・・・。 それでもちゃんと歌って踊って、聴かせてくれて。 えらかったなあ。 お気の毒に。 大変お疲れ様でした。 早くよくなりますように。 さて前回、話しそびれたことがある。 『落陽のパレルモ』。 やたらと格好いい人を発見したのだ。 爽やかで。 綺麗で。 美形で。 すらりとした好男子! トップ相手に剣を振るう!負けちゃうけど! 彼の名は、聞いて驚け「眉月凰」! まだまだ現役、やってます! ・・・ごめんなさいねえ。 近頃では、泣き顔の似合う中年オヤジとか、 突拍子も無いバレエダンサーとかの印象が強かったので 二枚目はもう引退したのかと思ってました。 それが今回、目の醒めるような美しさですよ。 見直しました。 では、私も歯医者へ行ってきます。 カテゴリー(花) 2005年 11月15日
10日ぶりのお休みだけど、家ではちっとも休まらない。
韓国ドラマに嵌った父の、『チャングム』ビデオ鑑賞会に付き合わされるからだ。 年がら年中「オナラオーナラ」の歌が渦巻く我が家。 嫌いなわけじゃないけれど、たまには勘弁してほしい。 逃れるように家を出た。 逃げ込んだのは大劇場。 心が安らぐ大劇場。 「いつでもおいで」と受け入れてくれる。 お席はどこにしようかな? 上手でも下手でも、前でも後ろでも、お好きな席が選べます。 なんてお得な平日3時。 たまにはセンターで観ましょうか。 録音拍手もよく聞こえます。 花組公演は『落陽のパレルモ』から始まる。 日本のプリンセス・紀宮が民間に嫁ぐという今日のこの日に 身分違いの恋の話はふさわしい。 舞台はシチリア、ドレスに軍服、豪華なコスプレ。 衣装も話も実に綺麗で、ご都合主義なところまでもが美しかった。 いい気分のまま幕がおりた。 問題なのはショー『ASIAN WINDS』。 アジアの風ね。 以下、ネタバレ有りね。 アジアがテーマだから、いろんな国の場面がある。 モンゴルとか。 中国とか。 フィリピンとか。 「日本」も当然アジアの一員、流れとしてはおかしくない。 はずなのだが。 出してきたのは服部良一、青い山脈。 ピンとこない。 宝塚で懐メロは、ちょっと、ピンとこない。 しかも中詰め、長い長い長い。 ビミョーな気分でいたならば。 聞こえてきたのは微かな歌声。 ・・・隣の席のおじさんが『蘇州夜曲』を口ずさんでいる。 舞台と一緒に。 懐かしそうに、嬉しそうに。 あんまり嬉しそうな顔だったから、まあいいやって思った。 だが。 服部良一特集が終わってホッとした、その瞬間! 耳慣れた音楽が私を襲う! こ、こ、これは! 韓国ドラマ『チャングム』! 嵌りまくった親父のせいで、家でずっと流されている、まさにその曲。 「オナラオーナラ アジュオナ?」 今度は私が一緒に歌おうかと思った。 チャングムから逃れるために大劇場へ来たはずなのに。 なんでみんなで私をいじめるの・・・。 カテゴリー(花) 2005年 11月04日
大劇場の初日というのに、裏切って観たバウホール。
チケットが取れたのだから仕方が無い。 降って湧いたチケット故にタイトルさえも知らない始末。 『DAYTIME HUSTLER』 デイタイム・ハスラー? そういう私はパートタイム・ワーカー。 そんなことはどうでもいいが、 副題はズバリ『愛を売る男』。 ・・・ということで、ちょっと売ってみようか。 さーあ買った買った、さあ買った! 愛・恋・拳銃・車椅子、死体にメールにDVD、 何でも売ります小池屋だよ! 舞台はアメリカ西海岸、悶絶させますホスト貴城、 血圧高めの天勢いづるん、 磨きをかけた頬骨で、頑張っています壮一帆、 男は度胸で女は愛嬌、坊主はお経でつけものぁらっきょう、 今ならダンディ組長と「顔役」悠なお輝サンもセットでついてくる! お買い得だよ、さあ買った買ったあ! ・・・私が売らんでも既に売れてるわ。 終演後、こう評している人がいた。 「最近のタカラヅカは小難しいかアホらしいかどっちかやけど、 これはちょうどええ感じ!」 感動の嵐でも大ボケ超大作もないが、観るもののツボもあしらい方も心得た小池屋らしいバウ小品というわけで。 とにかく綺麗で楽しくて、緒月遠麻君がヘンだった。 以上。 カテゴリー(雪) |